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エアーウレタン よくある質問集(FAQ)

下塗り 編


Q.エアーウレタンスプレーの上にラッカーを重ねると「ちぢみ」が起きることがありますが、2液プラサフグレーに関してはちぢまず上塗りが可能でしょうか?
他のウレタン塗料とは性質が違うと考えてよろしいのでしょうか?


A.一般にちぢみ(しわ)を起こす場合があるのは、 エアーウレタンの下にどのような塗膜や材質であるのかによって違ってきます。 下地に塗ってある塗料が溶剤に溶けない新車塗膜や、2液ウレタン塗膜であれば「ちぢみ(しわ状)」を起こすことはありません。
「ちぢみ」が予想される下地に2液プラサフグレーをミスト吹きし厚目に塗り、完全硬化させれば、下地のラッカー層への溶剤分を遮断させる効果があり、「ちぢみ」を起こしにくくする効果があります。 他の1液プラサフ塗料とは性質性能が違うと考えて頂いても結構です。
ご質問のように塗ってある塗料がラッカーのように溶剤に溶けやすい塗料で、且つ厚塗りされていれば、ちぢみ(しわ)を起こす可能性が高くなります。
特に、2液ウレタン塗膜の補修塗りの時、サンドペーパーをかけて削られ薄くなった部分やペーパー傷の部分は「ちぢみ(しわ状)」を起こしやすくなっています。
原因は、塗装する塗料中の溶剤が、「エアーウレタン」層を通過して下に塗装してあるラッカーまで浸透していき溶解してしまいます。 この場合、「エアーウレタン」は溶けていませんが、溶解した液状の塗料の上に乗っている状態になってしまいます。ここで2層の塗膜間でひずみが起こり「しわやちぢみ」を発生させることがあります。
この現象が起きるかどうかの予備テストとして、ラッカーシンナーを刷毛等で目立たない部分に塗布し、ちぢみが出ないことを確認し、その他の部分でも確認してから塗装する方法がよく使われています。 万一シンナーでちぢみ(しわ)が起これば、ペーパー研磨などで塗膜を全面剥離します。
どうしても全面剥離が困難な場合は、2液ウレタンプラサフグレーを塗装します。ミスト気味に(溶剤分を下地に浸透させないように)その都度ドライヤーで乾燥させながらスプレーし何度も吹きつけます。
1週間ぐらいガチガチになるまで乾燥させます。2液プラサフによって下地をかためますと、再塗装時に「ちぢみ」を起こしにくくする効果があります。



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