よくある質問集 エアーウレタン |
|
エアーウレタン よくある質問集(FAQ)ちぢみ 編エアーウレタン(黒)を吹き付けても”しわ”にはなりませんか? 塗装物はバイクのタンクです。 ”しわ”になることはありません。 但し、エアーウレタン(クリヤー)の下に厚塗りのラッカー系塗料で着色されていれば注意が必要です。 下に新車塗膜や溶剤に溶けない2液ウレタン塗膜であれば 「ちぢみ(しわ状)」を起こすことはありませんが、 下塗りのボディー色がエアーラッカーや 他のエアゾール塗料(溶剤に溶けやすい塗料類)で色づけしたもの、 また過去に同様に塗装された旧塗膜に、艶出し又は性能を上げる目的で、 「エアーウレタン」を塗装していた場合は、 エアーウレタン(黒)を吹き付けると、ちぢみ(しわ)を起こすことがあります。 特に、サンドペーパーで処理し薄く削られた部分やペーパー傷の部分は 「ちぢみ(しわ状)」を起こしやすくなっています。 原因: 塗装する塗料中の溶剤が、下塗りのエアーラッカーまで浸透して溶解してしまいます。 この場合、「エアーウレタン」は溶剤に溶けない塗膜ですが、 溶けた塗膜の上に乗った状態になり、表面層と内部層の間に”ひずみ”が出来て 「しわ」や「細かい無数のヒビのようなもの」を起こすことがあります。 対策: 目立たないところで予備テストとして、ラッカーシンナーを塗布して、 ちぢみ現象が出ないかどうかを確認してから塗装します。 万が一、シンナーでちぢみ(しわ)が起これば、 金属素地までペーパー研磨等で元の塗膜を剥離します。 次に2液エアーウレタン プラサフグレーを塗布し3日以上十分に乾燥させてから エアーウレタン仕上げ塗装をお願いいたします。 出来るだけ「ちぢみ(しわ状)を出さないように塗装するには、 少しテクニックが必要になりますが、うすくうすくミスト吹きに、 溶剤を下地に浸透させないように何度も吹きつけ、 その都度すばやくドライヤーで乾燥させながらスプレーします。 これを繰り返し下地を整えていきます。 塗装終了後、3日以上乾燥させてから仕上げ塗装をしますが、 表面はペーパー#1500で研磨を行います。 できればプラサフは1週間以上ガチガチになるまで乾燥させる方が より安心に仕上げることが出来ます。 また、換気にも十分にご注意ください。 【ちぢみ 編】に戻る |