よくある質問集 エアーウレタン




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エアーウレタン よくある質問集(FAQ)

ちぢみ 編


Q.3ヶ月前に塗装したエアーウレタン(クリヤー)の上に
エアーウレタン(黒)を吹き付けても”しわ”にはなりませんか?
塗装物はバイクのタンクです。


A.エアーウレタン(クリヤー)の塗膜は溶剤に溶けにくい塗膜なので、
”しわ”になることはありません。
但し、エアーウレタン(クリヤー)の下に厚塗りのラッカー系塗料で着色されていれば注意が必要です。
下に新車塗膜や溶剤に溶けない2液ウレタン塗膜であれば 「ちぢみ(しわ状)」を起こすことはありませんが、 下塗りのボディー色がエアーラッカーや 他のエアゾール塗料(溶剤に溶けやすい塗料類)で色づけしたもの、 また過去に同様に塗装された旧塗膜に、艶出し又は性能を上げる目的で、 「エアーウレタン」を塗装していた場合は、 エアーウレタン(黒)を吹き付けると、ちぢみ(しわ)を起こすことがあります。 
特に、サンドペーパーで処理し薄く削られた部分やペーパー傷の部分は
「ちぢみ(しわ状)」を起こしやすくなっています。

原因:
塗装する塗料中の溶剤が、下塗りのエアーラッカーまで浸透して溶解してしまいます。  この場合、「エアーウレタン」は溶剤に溶けない塗膜ですが、 溶けた塗膜の上に乗った状態になり、表面層と内部層の間に”ひずみ”が出来て 「しわ」や「細かい無数のヒビのようなもの」を起こすことがあります。

対策:
目立たないところで予備テストとして、ラッカーシンナーを塗布して、
ちぢみ現象が出ないかどうかを確認してから塗装します。
万が一、シンナーでちぢみ(しわ)が起これば、
金属素地までペーパー研磨等で元の塗膜を剥離します。
次に2液エアーウレタン プラサフグレーを塗布し3日以上十分に乾燥させてから エアーウレタン仕上げ塗装をお願いいたします。
出来るだけ「ちぢみ(しわ状)を出さないように塗装するには、
少しテクニックが必要になりますが、うすくうすくミスト吹きに、
溶剤を下地に浸透させないように何度も吹きつけ、
その都度すばやくドライヤーで乾燥させながらスプレーします。
これを繰り返し下地を整えていきます。
塗装終了後、3日以上乾燥させてから仕上げ塗装をしますが、
表面はペーパー#1500で研磨を行います。
できればプラサフは1週間以上ガチガチになるまで乾燥させる方が
より安心に仕上げることが出来ます。
また、換気にも十分にご注意ください。




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